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KiwiSDRでアンテナ比較 [アンテナ]

手元にある中短波用アンテナの種類がかなり増えてきました。このブログでまだご紹介してないものを含めるとけっこうな数があります。まあ、買っては試し、作っては試しを繰り返してこうなったわけですが…
今回は、現在の主力のアンテナ4種について、KiwiSDRで受信比較をしてみました。
まずは0~30MHz全帯域の状況です。

(1) 10mビニール線ロングワイヤー + Magnetic Longwire Balun(カプラ型)
KiwiSDR_LongWire_ALL.JPG
全体的にノイジーです。4MHz近辺と12MHz近辺でさらにノイズレベルが上がってますね。この付近でちょうどインピーダンス的に整合が取れてるのかもしれません。

(2) ApexRadio 303WA-2
KiwiSDR_303WA-2_ALL.JPG
いまおそらく国内で一番売れてるBCL用アンテナでしょう。パッシブ型なので一部の帯域を除いてノイズレベルはそこそこ低くて静かです。4MHz以下がかなりノイジーですが、中波放送帯の3倍波付近が盛り上がってるところを見ると、これはアンテナのせいではなくて、KiwiSDRの入力アンプが飽和してるのだと思います。中波帯を落とすフィルタ(HPF)を入れればマシになりそうです。

(3) BCL-LOOP10 + アルミパイプ三角形ループ(1辺1メートル)
KiwiSDR_BCL-LOOP10_ALL.JPG
全体的にかなり静かで信号レベルもしっかりしています。12~17MHz付近のハイバンドが若干ノイジーですが、ループエレメントの自己共振周波数がこの近辺にあり、インピーダンス変動が影響しているかもしれません。

(4) BCL-LOOP13 rev2.0 + アルミパイプ三角形ループ(1辺1メートル)
KiwiSDR_BCL-LOOP13rev2_ALL.JPG
全体的にノイズレベルがかなり低く静かです。ゲインを控えめにしているので、信号レベルがちょっと細いですが、気になるほどではありません。中波帯を落とす軽めのフィルタを入れています。

次に、この時間に良好に受信できるRadio Kuwait(15515kHz)での受信比較です。

(1) 10mビニール線ロングワイヤー + Magnetic Longwire Balun(カプラ型)
KiwiSDR_LongWire_15515kHz.JPG
ノイズレベル:-107dBm
信号レベルも低いので、聞いててちょっとザラザラ感があります。

(2) ApexRadio 303WA-2
KiwiSDR_303WA-2_15515kHz.JPG
ノイズレベル:-110dBm
ノイズが低く、信号レベルもそこそこあるので実用になります。この周波数近辺がこのアンテナのベストポジションかもしれません。

(3) BCL-LOOP10 + アルミパイプ三角形ループ(1辺1メートル)
KiwiSDR_BCL-LOOP10_15515kHz.JPG
ノイズレベル:-104dBm
信号レベルは太いですが、ノイズがちょっと高いですね。一番不利な周波数帯を選んてしまったので、別の周波数ではまた評価が違ってくるでしょう。

(4) BCL-LOOP13 rev2.0 + アルミパイプ三角形ループ(1辺1メートル)
KiwiSDR_BCL-LOOP13rev2_15515kHz.JPG
ノイズレベル:-110dBm
アクティブアンテナなのに、ノイズレベルがパッシブ型の303WA-2と同じです。信号レベルもそこそこ高いので、了解度はかなり良いです。

以上です。全体的な印象として、この4種の中ではBCL-LOOP13rev2.0が最も了解度が良いアンテナと言えそうです。ただ、バンドによって一長一短があるので、受信する周波数に応じて使い分ける、というのが一番良い運用方法でしょう。
アクティブ同調型のΔLOOPXも、はやいところ調整整備して仲間入りさせよう…
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