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KiwiSDR導入 [受信機]

1週間前の記事でSDRサーバーを立ち上げた話を書きましたが、
やはりSDRドングルでは性能不足で実用にならなそうな感じです。
というわけで、やっぱり辛抱できずにKiwiSDR購入となりました。
KiwiSDR-1.jpg

国内の代理店からBeagleBoneボードが付いたセットで購入しましたが、
5V電源供給用のACアダプタは付属していないので注意が必要です。

KiwiSDR本体ボードとBeagleBoneボードを組み合わせて使いますが、
必要なプログラムはmicroSDカードにすでにコピーされているので
特に難しい知識は必要ありません。microSDカードを挿入後、5V電源を
供給して20分ほど待てば、自動的にセットアップされて直ぐに使える
状態になります。むしろセットアップ後のケースの組み立てが面倒で、
ちょっと時間を取られました。
(ケース組み立て手順)
(0) アクリル板2枚の保護シートをはがす(紙が破れるのでゆっくり慎重に)
(1) 取付済の2枚のボードをいったん取り外す(固いのでゆっくり慎重に)
(2) BeagleBoneボードに白いスペーサー4個を取り付ける(手締めでOK)
(3) 底板となるアクリル板を上記スペーサーにネジ止めする(ドライバ使用)
(4) 上記(1)で外したKiwiSDRボードを取り付ける(ゆっくり慎重に)
(5) 側板となる黒い金属枠2本をアクリル底板にあてがう
(上下逆にならないように注意。天板を挿入するスリットがあるほうが上)
(6) 側板と底板を黒いプラスチック止め具(リベット)4個を付けて止める
(7) 天板となるアクリル板を側板のスリットに挿入する
(8) 天板にリベット4個を取り付けて止めれば完成
リベットの取り付けにコツが必要で、ちょっと手こずりました。
小さい部品ですが、両手の親指の爪で、リベットの頭を真上からゆっくり
と押さえれるとうまくいきます。(失敗しても予備があるから大丈夫)

使ってみた感想。
受信性能については、手持ちのRSP1との比較では、やはりKiwiSDRの
ほうが勝るような感じです。RSP1では拾いきれない、か細い信号でも
きちんと浮かび上がらせてくれます。この辺りはADCビット数の違い
からしても大体予想してましたが、そのとおりになって一安心です。
私はSDRの上位機種は使ったことが無いので正確なことは言えませんが、
おそらく1ランク上のPerseusやElad FDMなどとほぼ同等の性能を持って
いそうな感じです。そう考えると、約300ドルという価格はお買い得感が
あります。
ただし、弱点はあります。Webベースのリモート受信(+マルチユーザー)に
機能を特化しているため、受信のトップにプリセレクタ用フィルタが一切
入っていません。強電界下では外部でアッテネータやフィルタを駆使して
受信レベル管理をしっかりやらないとまともに使えません。
私のところは中波の強電界地域なので、2MHz以下を落とすフィルタ(HPF)
を追加せざるを得ませんでした。本当はアッテネータだけでいきたいけど
ちょっと無理でした。
あと、Webのユーザーインターフェースが独特で、マウスの細かい操作が
各所で必要です。慣れないと操作性が良くないです。

下記でサーバー公開中です。
http://gnss.0am.jp:8073

SDR.huにも登録させてもらいました。
・アンテナはΔLOOPXもしくはOPA-01を付けています。(広帯域非同調)
ただし私がアクセスしている場合には同調モードになることもあります。
・2MHzのHPFを付けているので中波は受信不可(残念)
・近隣でエアコン動作中にはノイズフロアが上がります(これも残念)
ちょっと試しに使ってみてください。何か不都合やご意見がありましたら
コメントいただけるとありがたいです。
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