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RTK測位するならNEO-M8T + RTKLIB [GNSS]

トラ技2018年1月号「全国で1cm測位!RTK-GPS」特集の特設サイトができてますね。
RTK測位が体験できるスターターキットも販売されてますが、早くも在庫切れになるなど、けっこう盛り上がっているようです。しかし、スタータキットが1台2万円オーバーとは、趣味でやるにはちょっとお高いですね。移動局と基準局をそろえるとなるとけっこう大変です。まあ基準局サーバを使うこと前提ならば1台でも大丈夫ですが。
なぜこんなに高いかというと、独自のRTK測位エンジンが内蔵されているu-blox社のNEO-M8Pというハイエンドな受信モジュールを使っているからです。確かにこれを使えば比較的簡単に、高精度の衛星測位が体験できますが、あまりユーザーがいじれる要素が少ないので、一度動かしてしまうとやることが無くなってしまいます。人によっては物足りなくなるでしょう。
トラ技本誌でも触れていますが、実はもっと手頃なコストの受信モジュールでもRTK測位することが可能です。有識者の間では、NEO-M8Tという受信モジュールと測位エンジンソフトRTKLIBの組み合わせが今のトレンドです。というか、むしろこちらのほうが(今のところ)性能が良くて自由度も高いので絶対におすすめです。
NEO-M8Tの評価ボードは、例えば下記の通販サイトで買えます。75ドルです。
UBLOX NEO-M8T TIME & RAW RECEIVER BOARD WITH SMA (RTK READY)

さらにさらに、オトクな情報 (1度しか言わないですよーw)
実はu-blox社の1世代・2世代前の古い受信モジュールでも、一部にRTK測位可能なものがあります。代表的なものはNEO-6Mです。メーカー非公認の裏コマンドを叩くことにより、RTK測位に必要なrawデータ(UBXフォーマット)を吐かせることができます。これをRTKLIBに食わせることでRTK測位ができてしまいます。ただし、この世代のモジュールはマルチGNSS非対応なのでGLONASSやBeidouは受信できず、米国のGPSのみの受信となります。受信できる衛星数が少ないので、性能的にはちょっと不利です。
NEO-6Mは秋葉原のaitendoや、Amazonのショップで2000円程度で入手できます。まだまだ健在ですね。
私自身はMAX-7QというモジュールとラズパイでRTK測位を楽しんでます。これはGPS以外にQZSS(みちびき)も受信できます。NEO-M8Tも近日入手予定です。
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850kHz KICY [受信情報]

この時間、アラスカのKICYがよく聞こえています。
さっきまでは厳かな女性ボーカルの曲が聞こえていて、長く深いフェージングで徐々に埋もれていきましたが、再び浮き上がってきたときにはすでにダミ声男性の講話に変わっていました。
しかし、ウチの受信環境は中波は不得意なはずで、自分自身もこれまで中波DXにはあまり熱心ではなかったんですが、常連局であればこうして良好に聞こえてくるもんなんですね。これからは食わず嫌いせずに根気強く狙ってみようかな。
2017.12.21 0:20 - 0:50AM 850kHz KICY
受信機:KiwiSDR
アンテナ:BCL-LOOP10
KiwiSDR_KICY.JPG
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