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KiwiSDRでみちびき初受信(2) [GNSS]

前回の記事で書いた、KiwiSDRのGPS受信機がみちびき(QZSS)に対応した話の続きです。2月9日にQZSSを初受信した時の画像でアップし忘れたものがありました。4機すべてを同時受信できた時の証拠画像を上げておきます。
KiwiSDR_QZSS_ALL.JPG
PRN193が1号機、194が2号機、195が4号機、そして199が静止衛星の3号機です。一般のシロウトが入手できるGPS受信機で、このみちびき3号機が受信できるものは今のところKiwiSDR以外には存在しないと思われます。
ただ残念なことに、この日を最後に3号機(PRN199)の衛星信号は、何らかのトラブルにより停止していて、現在も復旧していません。かなりヤバイ状況です。もしかすると、この受信画像がお宝になるかも…

KiwiSDR_QZSS_alert_flag.JPG
一方、KiwiSDRのソフトがまたバージョンアップして、GPS受信機能がさらに充実しました。まずシャドーマップ(衛星軌跡の累積表示)が追加されました。これによりGPS受信環境の空の開き具合が確認できます。それから、静止衛星であるみちびき3号機(QZS-3)の位置を常に表示するようになりました。3号機が世界初受信であることにソフト作者が気を良くして追加してくれたようです。
さらに、アラートフラグの表示もできるようになりました。アラートフラグ(errの欄の「A」表示)が立っている衛星は、測位計算に使用すると結果に悪影響が出る可能性があるので、本来ならば測位計算の対象から外す必要があります。今回、あえてアラート衛星を測位に使うスイッチが追加されています。ソフト作者の遊びごころによるもので、測位結果にどんな影響があるのかに興味があるので試しに入れてみた、とのことです。
上の画像は、昨日のみちびき3機すべてにアラートフラグが立った時のものです。この時には測位結果には特に影響は無かったようです。今はアラートフラグは解除され正常に戻っています。
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