【追悼】JH5GONさん、旅に出る。いきなり、ふらりと。 [その他]
今週は、個人的に衝撃的な報せを受け取りました。
私のTwitterのフォロワーさんで、海外ラジオ受信の同好の士でありました、
JH5GON氏こと米田正臣さんが、急病のため去る7月15日に永眠されていたことがわかりました。
7月初旬まではほぼ毎日のようにツイートされていたのに、それがぱたりと途絶えたことで、かねてから心配していました。時おりDMで声掛けをしていたのですが、数日前にご本人のアカウントを通じてご家族から連絡をいただき、その事実がわかったのでありました。
本当に急な旅立ちであったようで、残念無念な気持ちでいっぱいです。
JH5GON氏は私とはここ3年くらいの交流になりますが、以前からずっとBBCやRNZIなど海外短波放送の受信情報を多く投稿されていました。しかも着眼点が素晴らしく、常人では気付かないようなことにもズバリ言及されて、ハッとさせられることが多くありました。最近は自宅にQFHアンテナを設置され、気象衛星NOAAやISS SSTVの受信画像を熱心にアップされています。氏の最後の投稿もNOAA受信画像でした。
また、NICT(情報通信研究機構)のイオノゾンデ観測情報(短波臨界周波数)を定期的にツイートするbotを、ご自宅に設置したRaspberry Piを使って運用されています。BCLやアマチュア無線をやる方には、このアカウント(iono-event-bot @IonoBot )をフォローされている方も多いのではないでしょうか。ラズパイを管理する主がいなくなってしまいましたが、今現在もこのbotは動いています。なんとも切ないですね。いつまで動いていられるのかわかりませんが、可能な限り利用させていただくことにします。
さらに、JH5GON氏は「送信所情報算出Excel book」というExcelマクロファイルを作成され、私を含めた数人のかたに公開されています。これはその名のとおり、世界のほぼすべての短波放送の送信所の場所と受信地との距離・角度を一覧表示してくれるものです。世界の短波放送スケジュールのデータベースとして有名な「青木リスト」をそのまま取り込み、送信所情報を自動的に付加する形になっているので、非常に使い勝手の良い短波放送スケジュールリストとして利用できます。
このファイルは日々改良が加えられ、最近は青木リストの誤記や過不足を修正する機能、Twitterへ受信情報を投稿する際のレポート作成機能、SDR#やSDR-ConsoleなどSDRソフトのリモート制御機能も実装されています。
実は、このExcelファイルはとある場所から今でもダウンロード可能です。もし差し支えないことが確認できれば、URLを公開してみます。ぜひ皆さんにも使っていただければ、これはご本人への供養になるのでは、と個人的には考えています。
私はJH5GON氏と同じSDR受信機、同じSDRソフトを使っていたこともあり、彼とは非常に話が合いました。そういえば、Airspy HF+複数台同時使用の方法も彼から教わったのだったなあ、と思い出しました。
また、音楽方面では洋楽が好きなかたで、特にビートルズについてはマニア的で非常に造詣が深いことに感服しました。
もうやり取りすることは無いのだな、と思うと非常に寂しいです。
でも、旅立ったJH5GON氏にはこれからもエールを送り続けたいと思います。
ご冥福をお祈り申し上げます。
関連リンク:
この号は永遠の旅に先立たれた JH5GON 氏に捧げる。
radio_no_koeのブログ|A21 ラジオ界、1週間のレビュー 2021/10/02-10/08
私のTwitterのフォロワーさんで、海外ラジオ受信の同好の士でありました、
JH5GON氏こと米田正臣さんが、急病のため去る7月15日に永眠されていたことがわかりました。
7月初旬まではほぼ毎日のようにツイートされていたのに、それがぱたりと途絶えたことで、かねてから心配していました。時おりDMで声掛けをしていたのですが、数日前にご本人のアカウントを通じてご家族から連絡をいただき、その事実がわかったのでありました。
本当に急な旅立ちであったようで、残念無念な気持ちでいっぱいです。
JH5GON氏は私とはここ3年くらいの交流になりますが、以前からずっとBBCやRNZIなど海外短波放送の受信情報を多く投稿されていました。しかも着眼点が素晴らしく、常人では気付かないようなことにもズバリ言及されて、ハッとさせられることが多くありました。最近は自宅にQFHアンテナを設置され、気象衛星NOAAやISS SSTVの受信画像を熱心にアップされています。氏の最後の投稿もNOAA受信画像でした。
また、NICT(情報通信研究機構)のイオノゾンデ観測情報(短波臨界周波数)を定期的にツイートするbotを、ご自宅に設置したRaspberry Piを使って運用されています。BCLやアマチュア無線をやる方には、このアカウント(iono-event-bot @IonoBot )をフォローされている方も多いのではないでしょうか。ラズパイを管理する主がいなくなってしまいましたが、今現在もこのbotは動いています。なんとも切ないですね。いつまで動いていられるのかわかりませんが、可能な限り利用させていただくことにします。
自宅のRaspberry Piに,
— JH5GON (@JH5GON) May 28, 2021
このbotを設置してはや、一年半、1万6千ツイート。
logを確認したらここのところhttps://t.co/jRQXfcg6bf
の更新遅れもない様子 https://t.co/4TgZ80SMkR
さらに、JH5GON氏は「送信所情報算出Excel book」というExcelマクロファイルを作成され、私を含めた数人のかたに公開されています。これはその名のとおり、世界のほぼすべての短波放送の送信所の場所と受信地との距離・角度を一覧表示してくれるものです。世界の短波放送スケジュールのデータベースとして有名な「青木リスト」をそのまま取り込み、送信所情報を自動的に付加する形になっているので、非常に使い勝手の良い短波放送スケジュールリストとして利用できます。
このファイルは日々改良が加えられ、最近は青木リストの誤記や過不足を修正する機能、Twitterへ受信情報を投稿する際のレポート作成機能、SDR#やSDR-ConsoleなどSDRソフトのリモート制御機能も実装されています。
実は、このExcelファイルはとある場所から今でもダウンロード可能です。もし差し支えないことが確認できれば、URLを公開してみます。ぜひ皆さんにも使っていただければ、これはご本人への供養になるのでは、と個人的には考えています。
私はJH5GON氏と同じSDR受信機、同じSDRソフトを使っていたこともあり、彼とは非常に話が合いました。そういえば、Airspy HF+複数台同時使用の方法も彼から教わったのだったなあ、と思い出しました。
また、音楽方面では洋楽が好きなかたで、特にビートルズについてはマニア的で非常に造詣が深いことに感服しました。
もうやり取りすることは無いのだな、と思うと非常に寂しいです。
でも、旅立ったJH5GON氏にはこれからもエールを送り続けたいと思います。
ご冥福をお祈り申し上げます。
関連リンク:
この号は永遠の旅に先立たれた JH5GON 氏に捧げる。
radio_no_koeのブログ|A21 ラジオ界、1週間のレビュー 2021/10/02-10/08