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国内遠距離中波局を海上伝搬で受信した話 [受信情報]

先日、国内中波局の受信限界調査についてのツイートを見かけて、非常に興味をそそられました。
(直接リンクは差し支えあるかもしれないので、私の引用リツイートをリンクしておきます)


この受信調査結果のマップを見ると、電離層反射が起こらない昼間の中波の伝搬のしかたは面白いですね。
陸上よりも海上のほうが地表波の伝搬ロスが少なく、遠くまで聞こえることがよくわかります。

これを見て、そういえば自分も実家の鹿児島から沖縄の中波局の受信に挑戦したことがあったなあ、と大昔のことを思い出しました。今から40年前の1981年、私は中学生でしたが、この時に沖縄の民放中波3局を昼間に受信してベリカードを入手しました。
738kHz JORR RBC 琉球放送
783kHz JOXR ROK ラジオ沖縄 (現在の周波数は864kHz)
1251kHz JOTF KHR 極東放送 (現在のFM沖縄の前身)

そもそもの動機は、混信だらけで聞きにくい夜間よりは、もしかしたら昼間のほうが混信が無くて逆に聴きやすいのでは、と思ったのがきっかけでした。そしてこれが大当たり。非常にクリアに受信できました。ただし受信レベルが低すぎて、音声は蚊の鳴くような小さい音だったので、かなり耳をすます必要がありました。

しかしこれは大きな発見でした。特に1251kHzは当時、大出力のモスクワ放送(ウラジオストク)が常用していて、夜間に本土から極東放送を受信することはほぼ絶望的だったからです。

伝搬距離はどのくらいだったのか、ちょっと調べてみました。極東放送(現FM沖縄)のある沖縄県浦添市から受信地の鹿児島県川内市までは約670kmあるようです。そして伝搬経路のほとんどすべてが海上です。
キャプチャ1.JPG

そして、使用した受信機はこちら。(写真は他から拝借)
SONY ICF-110B (IC-11)
私が初めて手に入れたBCLラジオで、調べてみるとICとFETトランジスタを日本で初めて採用したラジオということらしいです。あのスカイセンサーシリーズが登場する前までは最も台数が出た機種だとか。昼間の超弱い中波局が受信できたことをいま思うと、この時代のラジオは非常に高感度だったのでしょうね。

51HzxQxTOUL._AC_.jpg

この時のベリカードがこちら。いやぁしかし、この時に極東放送を受信しておいて本当に良かったです。
まさかこの3年後に中波からFMに鞍替えして放送局が消滅してしまうとは思いもしなかったので…

738kHz JORR RBC 琉球放送
琉球放送.jpg

783kHz JOXR ROK ラジオ沖縄
ラジオ沖縄.jpg

1251kHz JOTF KHR 極東放送
極東放送_表.jpg
極東放送_裏.jpg
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4870kHz CW [受信情報]

この時間、4870kHzで強力にCWが受信できてますが、
これはいったい何者だろう…
2018.02.08 0:15-0.45 4870kHz CW unknown
4870kHzCW.JPG
どこで区切るのかよくわからんが「DE RIS9 RIS9 V M8JF M8JF M8JF」
を延々と繰り返してます。終わる気配がありません。
ちょっとググッてみたら「Chinese Military nets」というのが引っ掛かりました。
「V M8JF M8JF M8JF DE RIS9 RIS9」
いろんな人がいろんな周波数で受信してるみたいですね。
他のパターンもいっぱいあるようです。
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810kHz AFN 復活? / 首都圏中波局受信レベル [受信情報]

Twitterからの情報で気が付きましたが、AFNがクラシック垂れ流し状態から通常の番組(?)に復帰したようです。18:00前にはローカルCMらしき放送が流れ、18:00からは「AFN News」が放送されています。トップニュースはまさにその「Shut Down」のことを伝えています。
KiwiSDR_AFN_810kHz.JPG
いや~しかし強い電波ですね。当地では最強です。しかもこのスペクトラムの広さを見て下さい。他の国内中波局ではあり得ない変調の深さです。

これのついでと言ったらナニですが、せっかくなので近所の他の中波局の受信レベルも測定してみました。
594kHz -45dBm NHK第一
693kHz -39dBm NHK第二
765kHz -72dBm 山梨放送
810kHz -27dBm AFN Radio
954kHz -34dBm TBSラジオ
1134kHz -52dBm 文化放送
1197kHz -80dBm 茨城放送
1242kHz -52dBm ニッポン放送
1422kHz -55dBm RFラジオ日本
1530kHz -80dBm 栃木放送
受信地は、宇宙天気予報でおなじみNICTの電離圏観測所(小金井市)に程近い場所です。アンテナはBCL-LOOP13rev2.0、指向性はAFN送信アンテナのある埼玉県和光市方面をヌル点にしてますが、それでもこの強さw
各局の受信レベルは距離と送信出力にだいたい比例する感じで妥当かと思います。ただひとつ、1134kHzの文化放送(埼玉県川口市)の受信レベルが低いのが意外でした。アンテナのヌル点効果が出てるのかもしれません。今の時間帯、わずかにフェージングがあり、裏でKBS第3ラジオが弱く聞こえてる状態です。

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NAVTEX (ナブテックス放送)がおもしろい [受信情報]

KiwiSDRで国内NAVTEX(ナブテックス放送)を受信してみました。
海上保安庁では、沿岸から約300海里までを航行する船舶に対し、海上気象予報、航行警報などの情報を中波帯で放送しています。日本語(和文)が424kHz、英語(英文)が518kHzです。ただし、FAXなどと同じデータ放送(変調方式F1B)なので、内容を受信するには、オーディオ出力をパソコンでデコードする必要があります。今回は和文がデコードできる2つのフリーソフト(KG-NAVTEXNAVTEX Decoder 2.1.5J)を同時に使って比べてみました。
KiwiSDR_NAVTEX_20180117.JPG
上の画像では気象予報が見えていますが、放送内容として見て面白いのは航行警報のほうです。海中の障害物の場所や射撃訓練、危険な作業、ロケット打ち上げの連絡など、結構ものものしい情報が放送されます。ごくたまに、船の乗組員が海中転落したとか、ダイバーが沖で行方不明になった、といった捜索救難情報もあり、そういう時にはちょっと緊張が走ります。
放送内容は、海上保安庁のこのページなどでも見ることができます。
画面に1文字ずつゆっくりと流れてくるので、なんか見てて飽きない感じです。私はサブのSDR受信機(RSP1)にタブレットPCをつないで、24時間常時受信する環境を作ってしまいましたw
放送スケジュールなどの情報はこちらのページを便利に使わせていただいてます。国内では、那覇、門司、横浜、小樽、釧路の各場所から順番に放送されています。我が家では横浜局が強力に受信でき、他には釧路や門司などが文字化けしながらも夜間に受信できます。
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693kHz Bangladesh Beter (Dhaka) [受信情報]

年明け初めての更新です。特に大々的に告知していないブログなので、見ている方は非常に少ないとは思いますが、ご覧いただきありがとうございます。こんな調子で気まぐれ更新になりますが、今後ともよろしくお願いいたします。

さてこの時間、中波でバングラデシュがよく聞こえています。
中国語局と交互に浮いたり沈んだりしながら、男性トークと現地歌謡曲が聞こえます。まあ、ダッカ本局の出力1000kWだそうなので、中波DXをやられる方にはさして珍しくないのだとは思いますが、私にとってはそこそこ新鮮です。よく聞こえる日には、寝る前のBGMとして枕元の受信機(FRG-100)で聞きながら寝入ることもあります。
受信局:693kHz Bangladesh Beter (Dhaka)
受信日:2018.01.08 00:45 - 01:00
受信機:KiwiSDR
アンテナ:BCL-LOOP10
693kHz.JPG

(余談)
年明けからBCL-LOOP13rev2.0の製作をしています。基板への部品実装は終わり、アンテナを上げてみたのですが、残念ながらまだうまく動作していません。コアの巻き方も間違ってなさそうだし、各部のバイアス電圧も合ってそうなので今のところ原因不明です。ただ、後段のトランジスタを指で触ってみるとチンチンに熱くなってるので、これが原因かなーと思っているところです。トランジスタを交換して再トライしてみます。
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850kHz KICY [受信情報]

この時間、アラスカのKICYがよく聞こえています。
さっきまでは厳かな女性ボーカルの曲が聞こえていて、長く深いフェージングで徐々に埋もれていきましたが、再び浮き上がってきたときにはすでにダミ声男性の講話に変わっていました。
しかし、ウチの受信環境は中波は不得意なはずで、自分自身もこれまで中波DXにはあまり熱心ではなかったんですが、常連局であればこうして良好に聞こえてくるもんなんですね。これからは食わず嫌いせずに根気強く狙ってみようかな。
2017.12.21 0:20 - 0:50AM 850kHz KICY
受信機:KiwiSDR
アンテナ:BCL-LOOP10
KiwiSDR_KICY.JPG
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北のDRM電波 [受信情報]

KiwiSDRでいろんな周波数をつまみ食いしてたら、珍しい電波を
見つけました。3560kHzで北朝鮮がDRM放送をやってます。
DPRK.JPG
局名は「DPRK DRM」と出てますね。
ただ、こんな低い周波数ではノイズが多すぎてなかなか復調できません。
たまーに音が出て、海外向けらしき放送が出てるのがわかりました。
2017.09.01 22:48- 3560kHz Voice of Korea(DRM)

青木OMのブログ記事によると、この周波数で時々出てくるみたいですね。
何の目的で電波出してるのかはよくわかりませんが…

(追記)
深夜になって少し受信状態が良くなりました。復調率が上がって
けっこう音楽が楽しめる状況です。この時間は朝鮮中央放送2850kHzと
パラになってますね。
2017.09.02 01:15- 3560kHz KCBS(DRM)
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60mb 中国局一時不在 [受信情報]

中国国内局がいろんな周波数で停波してるみたいですね。
送信機の一斉メンテなんでしょうか。
そのおかげでいつもはお目にかかれない局がクリアに受信できて
ラッキー。インド音楽がふんだんに楽しめます。
2017.5.21 2:00-2:30
4920kHz AIR Chennai 45444 変調しっかりで聴きやすい
4910kHz AIR Jaipur 35333 変調浅い
4970kHz AIR Sillong 45444 常連局。変調浅いが信号強いので聴きやすい
5040kHz AIR Kolkata 45333 ここ数日良好に入感
他の局も心なしかいつもより強力入感。
4750kHz Radio Bangladesh Betar 35333 -2:05*
4765kHz Tajik Radio 1 35333
4930kHz VOA Botswana 35333
4810kHzにはキャリアが2つ見えますね。
AIR Mumbaiとアルメニアでしょうか。
インド音楽と女性トークが重なって聞こえます。

2017.5.14 受信ログ [受信情報]

夕方には5025kHz Radio Rebeldeが良く聞こえてました。
今夜は特に60mb南アジア方面が伝搬好調のようですね。
数日前に中国停波で単独入感していたバングラデシュも
今夜は中国に勝る強さで聞こえてます。
60mbをざっとながめてみました。
いつもはキャリアも取れない周波数でも何か入感してます。

21:45-22:45
4750kHz Radio Bangladesh Beter 43443
4765kHz Tajik Radio 35332
4800kHz CNR1 45444
4810kHz AIR Mumbai (推定) 35332
4820kHz 西蔵人民広播電台 35333
4835kHz キャリアあり(AIR?)
4885kHz 希望のこだま放送 44343 ローカルノイズ
4900kHz 海峡之声広播電台 44343 ローカルノイズ
4905kHz 西蔵人民広播電台 44343 ローカルノイズ
4910kHz キャリアあり(AIR?)
4920kHz 西蔵人民広播電台 44343 ローカルノイズ
4940kHz 海峡之声広播電台 44443 ローカルノイズ
4970kHz AIR Shillong 44444
4990kHz 湖南人民広播電台 34333
5010kHz キャリアあり(AIR?)
5040kHz AIR Kolkata(Jeypore) 44444
5050kHz 北部湾之声 44444

AIRはどの局も変調が浅いので、ID取るのにいつも苦労します。
(なのでほとんど推定)
でも、インド音楽(ただしShillongは洋楽)が楽しめるので
寝る前の枕元でよく聞いてます。

i-dio (VHF-Low帯) 受信スペクトラム [受信情報]

VHF-Low帯のデジタル放送「i-dio」の受信スペクトラムを
取ってみました。アナログのAM放送だと、中心周波数に
線キャリアが立ち、その近傍の数kHzの帯域に変調波が見える
形ですが、デジタル放送の場合は、約4MHzの帯域いっぱいに
平たく台形のように変調波が見えます。
変調方式はOFDM(1次変調16QAM)の9セグメント分割で、
地デジテレビと非常によく似た(というかほぼ同じ)方式です。

i-dio (V-Low) 105.428571MHz 東京タワー 空中線電力10kW
i-dio.PNG

こちらは同じスケール(周波数幅)でアナログFM帯を取ったものです。
同じく東京タワーから10kWで送信しているTFM(80.0MHz)を中心にして
多数のFM局の受信スペクトラムが見えます。
TFM.PNG

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